ケンカと暴力の違い~DV~

久しぶりに、福祉カテゴリーの記事をかきます。

 

実は、どういう風にかくか迷ってしまってたのです(x_x;)

 

語りだすと長いし、ひとつの問題は別の問題と繋がっていてキリがないでしょう。

 

そこで身近なことにテーマを絞って、なるべく簡潔にかくことにしました。

 

まずはDVに関連して、「暴力」について書きます。

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

これってDV?~ケンカと暴力の違い~

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

1.身体的暴力

 

ケンカと暴力の境は、あいまいにみえます。

 

特に、家庭内の暴力はただの夫婦喧嘩、もしくは親子喧嘩としてとらえられます。

 

まずひとつハッキリいえるのは、

 

殴る、蹴る、ものを投げるといった行為は暴力=犯罪行為であり、

 

たとえそれが家庭内であっても、深刻な人権侵害であるということです。

 

ですから、「ただのケンカ」に、身体的暴力は存在しません。

 

殴った時点で、それはDVであり虐待です。

 

同じように、セクハラや痴漢など、

 

勝手に他人の身体に触ることも、立派な人権侵害です。

 

 

2.脅迫

 

もっとあいまいに思われる概念が、口喧嘩と精神的な暴力との境です。

 

比較的わかりやすいのは、脅迫でしょう。

 

脅迫が精神的暴力にあたることは、感覚的にわかると思います。

 

脅迫というのは、恐怖によって相手をコントロールしようとすることです。

 

夫婦喧嘩にみられる、

 

「出て行くなら子どもは渡さない」

 

「お前に見捨てられたら俺は死ぬ」

 

なども脅迫です。

 

また、子どもに対し

 

「わがままを言うなら置き去りにする」

 

などと言うのも脅迫であり、虐待です。

 

3.なにをもって、精神的暴力か

 

脅迫は、「恐怖によって」相手をコントロールするものでした。

 

つまり、相手が恐怖を感じたら、それは暴力なのです。

 

例えば、

 

 夫が帰宅したが、なんだか機嫌が悪そうで、何も話さない。

 

 妻が「なにかあったの?」と尋ねるが、

 

 夫は、ため息をついて食卓から去ってしまった。

 

このような場面が、たびたびあるとします。

 

これにより妻が

 

 夫の機嫌の悪さに恐怖を感じ、オロオロして頭が真っ白になる。

 私が悪いんだろうかと自分を責め、夫といると落ち着かない

 

というような感覚を覚えるなら、夫の行動はDVといえるでしょう。

 

「無言の圧力」も、暴力になり得るのです。

 

また、ちゃぶ台をひっくり返す・・・というとコミカルですが、

 

テーブルを叩くなど大きな音を立てて怖がらせ、

言うことを聞かせることも暴力です。

 

4.ケンカとの違い

 

では逆に、ケンカとはどんなものでしょう。

 

ケンカには、怒りは存在しても恐怖は存在しません

 

「喧嘩両成敗」と言えるのは、その関係が対等だからです。

 

どちらかが相手に対して恐怖を感じ、自分の意見が言えないなら、

 

それはケンカではありません。

 

ケンカと暴力の決定的な違いは、そこにあります。

 

つまりケンカが対等な関係なのに対し、

 

暴力には支配関係が存在するのです。

 

暴力とは、相手を傷つけ脅えさせることにより、

相手を支配しコントロールする行為です。

 

5.暴力をなくすために

 

暴力をこのように定義すると、

 

私たちの生活には暴力があふれていることに気付きます。

 

例えば配偶者に、恋人に、子どもに、親に、友達に、

 

脅迫じみた発言や行為をしたこと、されたこと、

 

誰にでもあるんじゃないでしょうか。

 

私も、あります。

 

でも、人は、人をコントロールできないし、してはいけないんです。

 

「わたしが彼を変える」なんて、できません。

 

「いい子に育てる」なんて、できません。

 

だから、人を変えられない自分を責める必要も、ありません。

 

自分だけが、自分を変えられるのです。

 

そして、自分を変える力の無い人は、ひとりもいません。

 

人をコントロールしないよう心がける強さと、

 

人にコントロールさせない強さを持ちましょう。

 

そのためにはまず、ひとりぼっちにならないことです。

 

ひとりぼっちだと、思い込まないことです。

 

誰でもいいから、話してみてください。

 

人は人を変えられないけど、人が変わろうとするのを手伝うことは出来ます。

 

難しい状況や問題は、たくさんあります。

 

特に閉鎖された家庭内の暴力は、

 

外部からの強制介入がなければ解決できない場合も多くあります。

 

でも基本は、

 

みんなが自分の人生を自分のものとして受け止め、大事にすること

みんなが他人の人生を他人のものとして受け止め、大事にすること

 

が、暴力をなくすための近道です。

 

わたしも毎日葛藤しながら、心がけています。

 

一緒に頑張りましょう。


コメントを残す