社会福祉士とは?

社会福祉士ってご存知ですか?

国家資格なので、名前は聞いたことがあるかもれませんね。

でも、実際何やってる仕事なのか、わからないという方も多いのではないでしょうか。

私も社会福祉士なのですが、「とりあえず、福祉だから・・・・介護?」と聞かれることが多いです(笑)

 

ずばりお答えしましょう。

社会福祉士の仕事は、福祉に関する相談を受けることです。

 

・・・・・・?ヽ(´▽`)/

福祉に関する相談て、何?

そうですよね、イメージつきにくいと思います。

社会福祉士の役割と業務について、福祉の概念にも触れながら説明しますね。

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(目次)

社会福祉士が持っている知識とスキル
社会福祉士の役割(概要)
社会福祉士の役割と福祉
社会福祉士の職場

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社会福祉士が持っている知識とスキル

ではまず、社会福祉士の資格を取るために何を勉強しているのか?という点をご説明します。

 

かなり簡単に言うと、

  • 相談援助の基本を学ぶ(実際の対人面談スキルや支援計画の立て方など)
  • ↑の演習や実習をみっちり行う。(モラルや感情面のあり方まで追究する)
  • 福祉の歴史、法律、制度を頭にたたきこむ(高齢、障害、児童、年金、医療、生活保護、成年後見etc)
  • 医学、心理学、社会学、統計学の基礎をかじる
  • 経営、政治についてちょこっと学ぶ

というかんじです。

これ実際めっちゃ多いです(笑)試験は18科目あります。

 

これで何がわかるかというと、社会福祉士というのは、福祉の制度と運用についてまんべんなく勉強している人だということ、そして対人援助のプロだということです。

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社会福祉士の役割(概要)

 

社会福祉士は、これらの広い知識と対人援助スキルを活かして、

生活上の問題を解決するにはどうすればいいか、その方法を一緒に考えてくれる存在です。

福祉のコンシェルジュといったところですね。

窓口としてだけでなく、より深く個々の利用者と関わる場合には、福祉のコーディネーターという方が合うでしょう。

 

社会福祉士は、適切な関係機関を紹介するだけでなく、関係機関同士をつなぐネットワークをつくって利用者を支援します。

社会福祉士は、英語でSocialWorker(ソーシャル・ワーカー)と呼ばれますが、ここからイメージできるのは、利用者をとりまく社会全体を活用した支援です。

使えるものはなんでも使う!社会の中の資源を見つけるのも、社会福祉士の役割のひとつです。

資源とは、利用できる公的制度、ボランティアなどの民間の取り組みのほか、利用者自身の持つ力ストレングスと呼ばれます)も含みます。特技とか、性格の特徴とか、どんなストレングスでも支援の要と成り得ます。

こうした一見気づかない社会資源を見つけるには、ちょっとした遊び心も必要です。

社会福祉士に求められるのは、枠にとらわれない柔軟な発想と利用者と一緒に新しい支援方法を生み出す力なのです。

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社会福祉士の役割と福祉

 

社会福祉士になるために必要な知識やスキル、心がけについて、ざっくりではありますがご理解いただけたでしょうか。

社会福祉士が相談援助の対象とするのは、社会の中のすべての人です。自分自身も含みます。

福祉というと高齢や障がいといった分野が思い浮かびますが、地域に住むすべての人の「だんの らしの あわせ」を守るのが福祉の意味であり、それを担う社会福祉士の役割です。

子育ての分野や、ボランティアの分野などは、社会福祉士が地域住民に関わる身近な例です。

  • ボランティアセンターにおける、ボランティア活動の支援とボランティアの需給調整(したい人と、してもらいたい人を繋ぐ役割)
  • 地域の子育てサロンや、いきいきサロンの開催(それらを主催するのは地域住民ですが、社会福祉協議会がそうした活動を支援します)

社会福祉士の代表的な職場である社会福祉協議会では、この他にも、緊急なケガなどで車いすが必要になったときに無料で貸出をしたり、赤い羽根で知られる共同募金の運営にも携わっていたり、福祉に関する教育やセミナーを実施したりしていて、地域の自治会や老人会、学校などとも深い関わりがあります。

福祉は、何か困ったときに受けるもの、というイメージがあるかもしれませんが、

社会福祉士(とくに社会福祉協議会)は、地域住民と普段から関わりを持ち、地域住民の生活をよく知り、お互いに信頼関係を築いておくことで、「困った」ことにならないように、また「困った」ときにすぐに対処できるようにネットワークを作っておくことを重視します。

「困った」ときに支援するのは簡単ですが、支援を頼ることがあたりまえになってしまえば、地域の中の「困った」は減りません。

普段の関わりの中で地域住民の力を引き出し、自分たちで問題解決ができる地域に成長していくための支援をするのが地域での社会福祉士の大きな役割であり、これからの福祉の課題のひとつです。

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社会福祉士の職場

 

最後に、より具体的に、社会福祉士の勤務先についてご紹介します。

まず、社会福祉士は業務独占の資格ではないので、社会福祉士を持っていないとできない仕事というのはありません。(弁護士や医師などは業務独占なので、資格がないとできませんよね)

ただし社会福祉士は資格なしに社会福祉士を名乗ってはならない(名称独占)とされています。(カウンセラーなどは名称独占ではないので、無資格でも自称カウンセラーを名乗ることができます)

相談援助業務における知識・スキル等の一定の水準を保つため、社会福祉士を業務独占にしよう!という声もありますが・・・現在は、社会福祉士は国家資格といえども少しネームバリューが弱い面があります^^;

そんな社会福祉士が、実際に勤めている職場の例を挙げます。

 

 

地域包括支援センター
在宅の高齢者(主に要支援の方)の生活上の相談を受けます。はじめて介護保険を受ける方や高齢者の虐待に関する窓口でもあるほか、介護予防の運動、権利擁護(後見人制度など)にも取り組みます。

在宅介護支援センター
こちらも在宅高齢者の相談窓口です。上記の地域包括支援センターは介護保険によってつくられた機関ですが、在宅介護支援センターは介護保険ができる以前から、在宅での高齢者の生活や家族の介護を支援する目的でひらかれていました。現在では、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所(ケアマネージャーがいるところ)と統合されていることが多いようです。

各種社会福祉施設、老人保健施設
老人ホームやグループホーム、デイサービスなどの施設で、利用者の生活上の相談を受けます。こうした施設では、社会福祉士も相談だけでなく介護業務も行うことが多いです。

病院
医療ソーシャルワーカー(MSW)と呼ばれます。大きい病院の中で、患者の相談窓口となり、主に入退院に関する相談を受けます。治療費が払えない、退院してからの引き取り先がないなどの問題を、関係機関と連絡調整をして解決します。

社会福祉協議会
社会福祉法に基づいて、各市町村に設置されています。行政との関わりは深いですが、独立した社会福祉法人(=民間の法人)です。地域住民が自ら主体となって取りくむ福祉活動を支援することが、一番大きな目的です。これを地域福祉の推進と呼びます。基本的な業務内容はどこの社協でも同じですが、民間法人なので独自の事業を展開している社協もあります。
[事業内容の例]ボランティアセンター、市町村からの委託事業(日常生活自立支援事業など)、共同募金(厳密には運営主体ではないがここでは説明を省きます)、生活福祉資金貸付(都道府県社協からの委託)、介護に関する事業(ガイドヘルパーやホームヘルパーの派遣、デイサービス等)

福祉事務所・身体障害者更生相談所・児童相談所その他行政機関
いわゆる行政の相談孫口です。
福祉事務所: 生活保護ケースワーカー業務、市区町村の高齢・障がい・子育て支援に関する相談業務などを行います。
身体障害者更生相談所: 身体障がい者の生活上の相談や、医学的判定・心理的判定や補装具の適合判定などを行います。(知的障害者更生相談所は、知的障がい者の生活上の相談や、医学的判定・心理的判定、療育手帳の判定などを行います。)
児童相談所: 主に要保護児童(親がいない、育児放棄されている、虐待されている、生活環境が望ましくない、障がい、本人の非行など)の支援にあたります。子どもへの支援は、親への支援抜きにはできませんので、子育てに関する相談援助や指導なども行います。

独立型社会福祉士
自分で事業を興す社会福祉士もいます。
一般的に、主な収入は成年後見人制度による後見人としての報酬です。
日本社会福祉士会の「独立型社会福祉士名簿」に登録する(都道府県の社会福祉士会への入会が必要)と、社会的な信頼性が増したり保険に加入できたりします。
(ちなみに、私自身は「社会福祉士の資格を持ってる自由業の人」なので、名簿には登録していません^^;相談業務を行う上で、たしかに保険はかなり欲しいのですが。笑)

 

ちょっと書ききれないので、このくらいにしておきますね。

ぜひこれも追記してほしい!というご意見ありましたら、教えてください!

社会福祉士という仕事は、今後の福祉のあり方を考え創っていく上で、最前線にいられる(いるべき)仕事だと思います。

社会にこの仕事をもっと知ってもらって、もっと活用していただけたらと思います。

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