気持ちに名前をつける~アニメ・SERVAMPより~

※ご注意※

この記事は、現在放送中のテレビアニメSERVAMPの1話及び2話のネタバレを含みます

 


 

こんにちは♪

現在放送中のテレビアニメSERVAMP(放送情報はこちら)を

なんとなく観ていましたら

非常に印象的なセリフがあったのでご紹介します。

 

このアニメ、主人公が、黒猫の姿をした吸血鬼を飼うというお話なのですが・・・

全体を通して「向き合う」ということがテーマになっているようですね。

 

目の前の相手に、世界に、つらい現実に、

なにより自分自身に向き合うことについて、

主人公の生き方を通して表現されています。

 

↓ちなみに本編はこんな感じ↓

 

 

主人公の真昼は、幼い時に母親を交通事故でなくします。

ひとりになった真昼を誰も引き取ろうとしない中、

唯一自分から名乗りを上げてくれた叔父と

二人で生活をはじめたのですが・・・

 

母親を失った苦しみは、簡単には癒えません。

(そりゃそうだ)

慰めようとしたり、あえていつものように振る舞おうとしたり・・・

そんな周りの優しさも

受け入れられずに悩む真昼を抱きしめながら

叔父の徹が言いきかせたセリフがこちら。

 

「今のお前は、どんな気持ちだ?

お前がその気持ちをわかっていないと、

誰が何を言ってくれても、お前に届かない。

 

名前をつけてみろ。

それは感情と向き合うひとつの手段なんだ。

 

そうすればそっから先、

お前の所にやってくるいろんな気持ちと

向き合うことができる。

 

まずお前が向き合えなかったら、

きっと誰もお前に向き合えない。」

 

 

ちょっと、びっくりしました。

素晴らしい。

本質をダイレクトに突いているセリフです。

原作者の田中ストライク先生、

本当に、このこと伝えたかったのだと思います。

 

「向き合う」というのは

ちょっと抽象的な概念なので、

伝わらないことも多いかもしれません。

それでも、あえてこのテーマを選び、

このセリフを入れた先生の信念と勇気を尊敬します。

 

私も、セラピーでは「向き合うこと」「受け入れること」を

何より大切なテーマとしています。

 

自分の気持ちというのは、

わかっているようで

実は目をそらしていることも多いものです。

 

「わかってもらえない!!」と絶望しているときは、

実は自分が、自分をわかっていない。

わかるのがこわくて、あいまいにしてしまっているのです。

 

「名前をつける」というのは

とてもわかりやすく実践しやすい方法だと思います。

 

普段、なにげなく「さみしさ」「かなしさ」「孤独」などと言っていますが、

言葉というのは、自分の感覚と結びついてはじめて

自分のものになります。

 

そして、感情もまた、

言葉と結びついてはじめて

自分のものになるのです。

 

そうすると、無意識だった心のモヤモヤが

意識できるものに変わります。

 

意識できれば、対処もできます。

しんどい!と愚痴ることもできるようになるし、

気晴らしをしようかな、という気も出てきます。

 

 

もっと本質的に言うと、

「名前をつける」という行為は、

「その対象の存在を認める」という行為です。

無いものは、全部「無」ですよね。

「無」じゃない名前があるってことは、

それがそこに存在する証拠なんです。

 

苦しすぎて耐えられなくて、

苦しくないと思い込もうとしている状態であっても、

例えばそれに「地獄の苦しみ」と名前をつけることにより

「ああ、自分は今たしかに苦しいんだ」と自覚でき

「苦しい自分」の存在を認めることができるのです。

 

さらに、感情に「名前をつける」ことにより、

感情と自分を分離するという効果もあります。

 

名前をつけるということは、区別するということですよね。

人間は、名前をつけると自然に「別のものだ」と認識します。

耳と鼻と口、一緒だとは思いませんよね。

悲しみと喜びも違う。

 

同じように、

「私」と「地獄の苦しみ」を区別するのです。

 

こうして感情と自分を分離すると、感情にのみこまれずに、

冷静にその感情を見つめることができます。

 

コントロールできない心のモヤモヤには、

まず、名前をつける!!!!

 

ぜひ、やってみてくださいね(^▽^)/

 

 

 

ここからは余談なのですが・・・

SERVAMPでは、

この叔父のセリフによって

「名前をつける」=「向き合う」

という定義がされているわけですが、

 

人間がサーヴァンプ(ペット吸血鬼)と契約して主人になるときにも

この「名前をつける」という行為が必要なんですよね。

 

そして、そのサーヴァンプには、

七つの大罪になぞらえた名前がつけられています。

 

つまり

サーヴァンプに名前をつける(契約して主人になる)ということは、

罪に向き合い受け入れる、

ということも表すんですよね・・・。

 

いやー、おもしろいなぁ(/・ω・)/

今後の展開も楽しみです。

 

私も、この「名前をつけてみる」メソッド、

どんどん活用していきたいなと思います(*´▽`*)

 

ではでは今日はこのへんで♪

 

表現する社会福祉士 さらら

 

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“生きづらさ”と向き合う心のセラピールーム

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