コメント

バイトから帰ったら蝉が、

部屋の目の前の廊下に落ちてまして、

仰向けだったから

死んでると思ったので、

怖いし、

素通りしまして。

そのあとスーパー行った時も、

弔うべきか迷いつつ

でもそんなの結局自己満足だしやめよう、

と自分にいいきかせて素通り。

いやでも、もし踏まれたりしたら

亡骸といえど見るに耐えないなぁなんて思いつつ。

それで先ほど早朝にコンビニ行こうと部屋を出たらば

今度は自分の足で立ってる、あの蝉が。

でも、かなり弱ってる様子。

しかしながら

下手に触ってもっと弱らせちゃかわいそうだし、

また素通りしたものの、

帰ってきたらちょこんとこっち向いていたので

我慢できず拾い上げました。

かわいそうに、うまく歩けもしない。

蝉の足はトゲトゲがあって、木につかまる時の滑り止めになってますが

それが仇になっていまして。

地面の凸凹にひっかかった自分の足を持ち上げるほどの力もないのです。

何処か緑のある場所に連れて行ってやろうと思いましたが、

はたと立ち止まる。

コイツは、ほんとに緑のある場所なんかいきたいのか?

そんなんどうでもいいから、

できるだけ高いところにいたいんだったら、

どうしよう?

そこで聞いてみます

『おまえ、どこに居たいの?』

こたえるはずもありません。

そもそも、「居たい」とか「居たくない」とか

「幸せ」とか「不幸せ」とか

人間の感情レベルでしかモノを考えられない自分に

耐えたれなくなります。

私が動けるのは、私の感情の範囲で

蝉のことを本当に思うのは不可能であるし

蝉からしたら、何の意味ももたないことです。

極端に言えば

台風で死ぬのも、人に踏まれて死ぬのも同じことでしょう。

結局、

私は私のエゴに抗いきれずに

蝉を鴨川の茂みに置きにいきました。

こんなところに置いたら、

死ぬ前に蟻に食べられてしまうかもしれない。

そう思うと苦しかったが

木に捉まることもできないので仕方なし。

『ごめんね、ここでいい?』

とくだらない独り言を言ってみましたが

蝉の瞳は透き通っていて、

私などみていませんでした。

私は、蝉を蝉という塊でしかとらえられないのに。

部屋に戻りながら、

わけもわからず悔しくて

世界一無意味な涙が出そうでした。

AD

同じテーマ 「日記」 の記事

最近の画像つき記事

 もっと見る >>

コメント

[コメントをする]

2 ■>YUMin’さん

こんな日記にコメントくれるなんて女神さまか!?(´A`●)笑

ありがとう。


1 ■無題

それは美しい涙です。


コメント投稿





AD


Amebaおすすめキーワード